こんにちは。さいたまのたぬきです。

子どもに読み聞かせしていると時々不安になりませんか?
それからたとえばこれはいいだろうと大人が思って読んだ本と
子どもの選ぶ読んでもらいたい本が違うのに驚きませんか?

今日紹介するこちらの本はそんな疑問に答えてくれる1冊かもしれません。
それがこちら山口雅子さんの「絵本の記憶子どもの気持ち」



松岡京子さんのこども文庫の下で働き、東京子ども図書館設立に
関わった著者の山口さんは現在大学で絵本のことを教えているそうです。

そこでおどろいたのが授業のなかで取ったアンケートのこと。
長年子供たちに読み聞かせをしてきた山口さんですら
驚く内容だったということです。

また授業に参加した大学生たちも初めは忘れてしまったと思っていた
絵本たちのことを思い出すうちに細かな内容やその時の自分の様子
感情まで思い出すことに気が付いて行きます。

そんな中でやっぱり一番思い出すのは親にゆっくりと、体をくっつくけて
読んでもらった時のことなのだそうです。

なんとなく世間では読み聞かせというと大人からの目線で道徳的なものを選んだり
勉強の一環として読もうとしてしまいますが、
山口さんはこうまとめます。

子どもたちは本の中に入り込んで読んでもらった後に
思わず「あ~くたびれた」・「あ~のどかわいた」と
いうくらい本の中で主人公たちと一緒に行動しているのです。

なので大人が思うような表面的な教育ではなく、絵本を読むことによって
大人が思いもかけないような深いところで理解しているのです。と説きます。

沢山の絵本や物語をたくさん読んでやりあとは子供を信じて見守る。
本当に優れた絵本には心に静かに浸透し゛良いもの″をもたらしてくれます。
特に親に読んでもらった記憶はしっかりと残っているのです。
 大人からしたらこんな簡単な話で何回も読むというのは
変なことと思うかもしれませんが、子供にとっては大事なこと。
本当にその絵本が好きだとその本を細かいところまで
丸ごと覚えてしまうというのは子どもだったらみんなできてしまうそうです。

そういえば先日紹介した俵万智さんも「がらがらどん」の話が好きで
最後は1字1句間違わずに覚えてしまったと書いていました。(俵万智さんの本

もし絵本を読み聞かせるのがどういうことなのだろう?
意味があるのだろうか?と思ったら開いてみてほしい1冊です。

この本の詳細・他の方の感想はこちらから
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